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4月1日より、
事務局住所が変わりました。
神奈川県川崎市宮前区土橋6-12-1ファインヴィレッジふしみ1号館102号室
サカイ引越センター労働組合は、会社との交渉を行い、時間をかけて労働環境の改善をと働きかけていましたが、回数を熟すだけの団体交渉、質問に対して、無回答、不誠実回答、有言無実行などが続いており、労働組合として未払賃金請求訴訟の準備をはじめました。
会社は未払賃金はないと一貫して主張していますが、全国からの情報、当組合員(非組合員)からの情報で、個別に問題定義すると会社は計算方法はめちゃくちゃですが、個別に支払っており、三多摩法律事務所での裁判、組合に対する主張とは間逆な事をしています。
個別に未払賃金を支払う場合、書面にて口外禁止を明記しており、他の労働者に流布しないようにもしています。
また、本社管理職により、組合員の給与が下がったのは、就労態度に問題があると非組合員に話しているエビデンスも得ています。
川崎市宮前区 宮前支社において、労基署から長時間労働に関して指導を受け、後の団体交渉、神奈川県労働委員会審問の場で、全国の支社において、月20時間にすると発言していましたが、守られていません。
すでに長時間労働があり、また、営業職にはとにかく案件を取って来るように指示している事態が、組合員(非公然)から寄せられています。
組合結成から、話し合いでの解決を模索しましたが、サカイ中枢には私達の思いが通じていなかったのか?報告が届いてなかったのか?
今でも、過去の質問等に対する誠実な回答、話し合いが出来るのであれば、テーブルにつくことは、やぶさかではありませんが、今までの流れを精査すると難しいと考えています。
みなさまの、更なるご支援、ご理解の程
よろしくお願いいたします。
労働組合は、会社に対して嫌がらせ、潰す目的ではなく、健康で長く、生活の不安なく働けることを念頭に活動しています。
2022年8月10日 14:00~ 厚生労働省にて
サカイ引越センター労働組合/三多摩法律事務所 弁護団と共同記者会見を開きました。
2022年7月1日に、神奈川県労働委員会にて、協定書締結に至りサカイ引越センター労働組合を、組合と認め定期的に誠実に団体交渉を進めていくという内容で締結をいたしましたが、締結後の団体交渉において、過去に質問した問題に関して実質0回答であり、大森執行委員長に対する事故隠ぺい(元主任指示)に関しても、指示した、元主任の聴取のみを事実とし
それを理由に、本社研修の指示を出し続けています。
その問題も、団体交渉にて協議中でありながら、大森執行委員長に対して本社研修命令に従わないとの理由で懲戒処分(毎月)が下されるなど、とても労働環境、給与体系など誠実に話し合われる場ではなく、前回団体交渉では
社員会(発言で代表とあり)社員、準社員の要望もあり、基本給を変えてほしいという要望はなく働いた分を給与としていただきたいとの要望があり、約10年前に現在の給与体系が決まった。
会社によって決められた配車によるものであり、他業種の販売営業などと異なり、自己の日々の頑張りで売上が上がる形態ではない。
しかし、会社は歩合給にしている事に問題がある。
給与体系を変えるつもりはないと、会社側は明言したことから、急遽 記者会見の開催をいたしました。
三多摩法律事務所(東京地裁 立川支部 係争中)の争点も組合と同じであることから共同記者会見に至りましたが、業績給など歩合にしていますが、営業職などと違いドライバーは
与えられた配車によって売り上げが決められており、好きな(単価の高い)現場を選べることはできません。
その状況で、通常では基本賃金(時間)に対して、1.25%が残業手当になりますが、歩合にすることにより
0.25%しか増額できません。
タクシードライバーなどは、自己の頑張りで売り上げを上げることが出来ますが、与えられた配車では
自己の判断で売り上げを上げることはできません。
今後も、組合として、皆様のご理解、ご支援、ご協力と共に、サカイ労働者のために闘い続けます。
2022年7月1日
神奈川県労働委員会に申立を行っていた、救済申立等に関して、
2022年7月1日に協定書が締結されました。
協定書は、ホームページ上に公開いたします。
それに伴い、有価証券報告書/ハローワーク求人に、
サカイ引越センター労働組合が記載されました。
今後は、およそ月に一回団体交渉を行い、
賃金体系の改善、組合員の労働条件/経済的待遇について
引き続き誠実に協議を行う という記載があります。
これにより、サカイ引越センター労働組合は、本件申立を取り下げました。
サカイ引越センターの従業員のみなさんへ。
私たちは、2021年5月に労働組合を結成し神奈川県労働委員会において、会社側と闘って参りました。
協定書締結により、今後は労働環境改善をはじめ、基本給改定、パワハラなど、具体的な労働環境改善に向けた
会社の取り組みを明確にしてもらえるよう、闘い続けます。
勇気をもって ぜひ、組合への参加をお願いいたします。
組合費に関しては、
最低限の経費(交通費、消耗品、団体交渉会場費用、組合電話、弁護士費用等)に当て
交友費、飲食、給与補填などには流用していないため、加盟しやすい金額にしています。
詳しくは、組合費ページを参照してください。
現在の活動
サカイ引越センター労働組合の神奈川県労働委員会の争議の他 会社と裁判などを起こしている方々がいます。
今後は、組合として他の争議団と緊密に連携して参ります。
生活に関わりのあることから世間の方々の関心度が非常に高く、報道関係も国内に関わらず海外メディアからの
取材の申し入れもあることから、若いサカイ引越センター労働組合の闘いも英文にて発信し、海外の労組との連携をし
闘い方の共有、日本での若い人の組合離れの状況を止めたいと思っています。
権利ばかりの主張ではなく、組合としては会社のブランド力を高められる様義務も推進して行きたいと思います。
また、引越/ドライバーは重労働であり、価格競争にならないよう法改正も訴え続けたいと思います。
皆様の、ご理解/ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
PANDA BAMBOO LEAF JAPAN(笹の葉会)のホームページもご覧いただき
闘争資金のカンパをお願い申し上げます。
〇東京新聞記事に関して
川崎支社において、個人情報漏洩の報道がございましたが、組合結成の宮前支社ではありません。
組合としては、自宅に持ち帰り廃棄した社員の存在を知らず、会社側から通知され廃棄した経緯を知りました。
会社側も当初は、組合が廃棄した社員の社宅のごみ箱をあさる/張り込むなど、本人が主張しているとの事で
何に対してか不明ですが、神奈川県労働委員会審問時に、被害届を提出したと発言をしておりましたが
組合としても、警察より問い合わせ/捜査が行われていないことから、調査した結果被害届は提出してなく
審問時に、組合は会社に対して抗議致しました。
重要な個人情報を適正に処理せず、自宅に持ち帰り廃棄したのは当該の社員です。
会社としても、個人情報の扱いに関して厳重に管理/指導が原則で、廃棄した本人が被害届という理解できない
発言をしているという事ならば、問題のすり替えであると考えています。
※一部SNS等で、個人情報漏洩が川崎市宮前区(報道)との記事があり、宮前支社発足の組合が関わっているとの
書き込みがありましたので、経緯を記載させていただきました。
(参考記事)
引越のサカイ 労災隠し容疑で書類送検 平成22年3月
【3月19日】
金沢労働基準監督署は18日、社員の労災事故を労基署に報告せず、発覚後も虚偽説明をしたとして、労働安全衛生法違反の疑いで運送大手「サカイ引越センター」(堺市)と同社金沢支社長(33)を書類送検した。同署によると、支社内で負傷した社員らに口外しないよう命じていた。
送検容疑は2008年6月、同法の規定に違反し、引っ越し作業中に右足靱帯切断のけがを負い4日以上休業した社員の事故を労基署に報告しなかったほか、この事故と、別の作業事故をめぐり、今年2月に労基署の調査を受けた際、「仕事中の事故ではない」と虚偽の説明をした疑い。
「(同社金沢支社が)労災隠しをしている」との情報が金沢労基署に寄せられ発覚した。同署の調査に、支社長は「本社に知られると都合が悪かった」などと話しているという。
サカイ引越センターは「労災に対する支社の認識が不足していた。事故防止に努め、社員の教育を徹底したい」とし、支社長の処分を検討していることを明らかにした。
(3月18日共同通信掲載)
会社が意識を変え、労働者に対する使い捨て体質の考えを改めない限り、労働者確保、労働者の安全、交通事故などが現状のまま、それ以外の状況になってしまうことは明らかです。
トピックス
2021年6月29日
神奈川県労働委員会へ不当労働行為等 救済の申し立てを行いました。
神奈川県庁県政記者クラブにて、記者会見を行いました。
2021年6月17日
厚生労働省記者クラブにて記者会見を行いました。
今後も、会社が労働者の環境、要望に対して組合潰しではなく、現在の法令違反等の状況を認め誠意をもって労使関係の信頼関係構築の方向へ向かうまで、私たちは活動を続けていきます。
私たちは、会社を潰す、ダメージを与える目的で行っているわけではありません。
引越取り扱いNO1を自負するリーディングカンパニーとして、また1部上場の社会的責任のある会社として労働条件改善は基本であると考え、組合が主張している(使い捨てではなく健康で長く勤められる労働環境)を目指しています。
労基法(給与面)
残業手当は、1分単位です。
制服の着替えは労働時間です。
休憩の取れない状況で、アルバイトなど1時間給与から差し引かれている事は残業手当未払いになります。
※休憩時間は、労働からの解放を意味します、トラックでの移動時間は休憩にはあたりません。
給与明細などを確認して、残業が1.0、5.5などになっている場合は、会社が団体交渉で認めている15単位の切り捨てが行われていると推測出来ます。
川崎市宮前支社の状況報告。
朝の全体ミーティングにて、講師が出社(7:00・7:15・7:30 宮前支社は7:30出社)を定時の7:30分、休憩は75分間必ず取るよう指示がありました。これは、組合員、非組合員の区別はありません。
それは、改善に向けた1歩としては前進しましたが、配車表作成時から休憩が取れるように組むのは支社の義務です。
また、1宮前支社だけではなく、組合は全国のサカイの労働者の労働条件の改善を求めています。
全国の支社の情報を引き続きお願いいたします。
応援FAXについて
全国の支社へ(不当労働行為をやめる様など)応援FAXが届いており、それによって法人の引越が減っているとの宮前支社講師から発言がありました。
しかし、その発言は問題の本質から大きくかけ離れており、講師としての発言としては不適切と言わざるを得ません。
現場密着の講師として、長時間労働(過重労働など)を放置していたのは紛れもない事実です。
支社の掲示板に、(悩み事などがあれば直接相談して下さい)講師の顔写真付きで携帯電話番号も明記されています。
サカイの労働時間は、厚生労働省による過労死レベル(長時間残業など)を超えるものであり、悩み事以前に過重労働が労働者の心身に与える重大な問題であり、ましては、社員のみならずり一般の市民をも巻き込む交通事故の危険もあり、それは業務上の運転に限らず、通勤途上での事故も会社は安全配慮義務を担っています。
あたかも組合活動により法人契約が減ったともとれる発言は適切ではなく、この問題は、多言を要さずとも明らかである。
その原因は、労基法、安全配慮義務、ホワイト物流宣言、運行管理など会社が義務を怠ったことが原因であり、法人、一般のお客様が安心して、サカイ引越センターへ業務依頼が出来る様に全社一丸となって進めることが、一番の業績向上の策だと思います。
真の まごころ とは何でしょうか?お客様に対しては当然であり、そして労働者に対しても まごころ がなくては片天秤になりかねません。
不当労働行為!組合差別!
組合員が打刻時間1分遅れたことにより、ブロック長から顛末書を書くよう言われており、この問題は組合に対する差別であり、組合の弱体化を狙った行為であると抗議しています。
会社の認識は、1宮前支社の組合と考えている(考えたい)と思いますが、現在組合として公然化している労働者以外の組合員は2桁おり、全国に展開してます。
宮前支社組合役員に対して、減給などの嫌がらせをし退職に追い込みたいと考えていると推認できますが、既に全国展開していることから、上場企業としての責任で労働者の声を聴き、労働条件改善に進んで行くよう、これからも全国の各組合の協力の元活動を強化して行きます。
組合結成後に、組合役員に対して会社は誠実に労働者との話し合いという方法ではなどなく差別的行為を行っています。
基本給6~8万で歩合給が大半を占める給与体系で、極端に仕事量(件数、応援なしなど)を減らし、生活権に対しての攻撃を行い、組合の弱体化または退職を余儀なくさせる行為である。
不当労働行為等の一部
組合員と非組合員の配車表を分け、タブレットのパスワードを組合員には教えず、宮前支社支社長の招待により、町田支社、宮前支社独自の業務LINEを共有し秘密裏に行っています。
給与(歩合給削減)の削減行為は、通常月との比較が出来るよう今後HPに掲載していきます。
毎月70時間から99時間の残業をしなければまともな給与を得られない、繁忙期は100時間超え、これでドライバー、社員の確保が出来るでしょうか?
ハローワークにも求人を出していることから今後徹底的に追及していきます。
個別に労働者を呼び組合に加盟してるかの確認、組合に加盟しないようにこれは、労働組合法に照らし合せても不当労働行為に当たり厳しく禁じられています。
委員長 大森の不可抗力によるコンテナ破損事故に関して、宮前支社 支店長、主任(現在移動)により、本社への報告を隠ぺいした件も、組合公然化以降、ドライバーが自腹で修理したいと申し出があったと事実とは違う理由で、組合員に対して懲戒処分通知が出され最近決まったとの理由で、本社研修指示、降車期間も通常より長期になりました。
事故隠ぺい事案
〇K号車坂道で車両が後退し、公道の電柱にコンテナが接触(主任により本社への報告なし・警察への届け出無し)
〇団地切り返し場所で老木がもたれかかりコンテナ破損(主任により本社への報告なし・修理代ドライバー負担・私道交通量がないため警察への届け出義務なし)
〇K号車電柱に接触しコンテナ破損(主任により本社報告なし・修理代支社・警察への届け出無し・非組合員)
〇K号車コンビニ看板破損(支社への報告もなく、ドライバー自費解決)※
※この件は、事故により降車(給与減額など)という事があり、届け出をしなかった事案ですが些細な事故でもドライバーが支社へ報告し、再発防止をすることが重大事故も防げると考えます。
ドライバーが申告しやすい環境、給与削減などの懲罰的な方法の見直しが必要だと思います。
〇狭い作業場所で、H号車の切り返し時に、縁石にタイヤ側面が接触しパンク(主任より本社への報告なし・ドライバー免許不携帯)
引越作業は、いろいろな条件があります。近隣、交通の妨げにならないようドライバーは車両の位置には気を使います。
その中で起きたパンクも、事故扱いとなることもドライバーへの心的負担も図り知れません。
〇H号車切り返しでパンク(主任により本社への報告なし)
6月29日 神奈川県労働委員会へ救済申し立てを行いました。
2022年2月7日 神奈川県労働委員会期日
活動
現在も、全国から情報が寄せられており、みなさまへは感謝しております。
また、ユーチューブ、ツイッター、議員の方々、新聞報道などのご協力により、全国に拡散して頂いている中で法律事務所、地方組合からの連絡もあり、私たちの知らないところでサカイに対して未払い賃金請求、組合相談があることを知りました。
今後は、その方々と相互協力をして、サカイの労働条件改善、ゆくゆくは運送業の労働条件などを周知することにより、ドライバーの労働環境、賃金など、公道を走るドライバーが安全重視で走行できる環境の礎になって行ければと願っています。
疲労運転は、運行管理上も問題であり、子供、お年寄りなどの交通弱者、一般の方々を重大な交通事故から守る意味でも、見逃す訳には行かず、改善は急務であると思います。
職業ドライバーとして交通事故を未然に防ぐ!
サカイは、過去に疲労が原因で死亡事故を含め重大な問題が発生しています。
裁判判例を含めて、その様な問題がありながら現在も改善されていません。
交通事故の加害者になった場合、会社は稼働トラック台数の数パーセントかも知れませんが、被害者にとっては100パーセント以上の被害であることは間違いありません。
それが重大な事故であった場合は、それ以上の苦しみと生活していかなければなりません。
運送を生業としている会社は、過労運転をさせるのではなく、未然に防ぐ努力を惜しんではならないと思います。
組合としては、未払い賃金のみならず交通安全活動の協力もして参ります。
匿名の情報を含め、改善要望、相談、応援も多数来ております。
この様な会社の不当労働行為があると予測し組合役員以外は、会社に組合員名は通知していません。
支社、エリア、具体的な内容などすべて守秘しています。
報道の方へ
取材の申し込みは、当ホームページよりお問い合わせください。
※組合加盟申込みが全国からいただいており、案内郵送まで、3日程度いただいております。
※ご理解の程、よろしくお願い致します。※私たちサカイ引越センター労働組合は、特定の政党は支持していません。
その方の政策、過去の実績などに基づき選挙支援を進めて行きます。
私たちサカイ引越センター労働組合は2021年5月4日に川崎市宮前区の宮前支社で結成し労働条件改善に向けて団体交渉などを経て会社へ未払い賃金(全国共通)、労災隠し、不当労働行為、過重労働、連続勤務など改善を求めています。
ご支援いただきました、カンパ金は神奈川県労働委員会(2022年7月1日神奈川県労働委員会 協定書締結)の、弁護士費用、経費に使わせていただきました。
組合結成から組合役員の給与が著しく、ご支援いただきましたカンパ金には、心より感謝いたしております。
今後、組合として未払い賃金をもとに、裁判を提起していきますが既に約100万のマイナスとなってしまっております。
現在までのカンパ金額につきましては、会社側が金額を知りたがっている関係で、現在は公表を控えさせていただきますが
300円~ご支援いただき、約300名の方々より支援いただいております。
サカイの全労働者のため、業界の労働環境改善のため、組合役員は頑張っております。
お振込みに際しては、公表は致しませんが実名、不安な方はペンネーム(後日お問い合わせ時などの確認の為)などを明記して頂けましたら幸いです。
何卒、組合活動に対してのご理解、ご支念援の程 よろしくお願い申し上げます。
カンパいただきました資金は、組合として集計し定期的にホームページにて公表させていただきます。
使用目的は、純粋に活動交通費、活動に際しての物資購入(のぼり、横断幕など)に使わせていただきます。
銀行名 三菱UFJ銀行
支 店 たまプラーザ支店
店 番 629
口 座 普通
番 号 0585054
名 義 サカイヒッコシセンターロウドウクミアイ シッコウイインチョウ オオモリリク
皆様の支援お心を全国に広げてサカイ引越センターの労働条件改善、過労運転をなくすことにより交通事故撲滅運動を進めて行きます。
宮前支社のドライバー、アルバイトで発足した組合です。
宮前支社は通年を通して残業時間数70〜80時間で、2021年繁忙期は100時間超え、15時間拘束も毎日の様な状況でした。
事前の労働相談などを整理しても、私達の支社だけではない事が判明した事により公然化を早目ました。
会社は、ホワイト物流宣言をしているにも関わらず、過酷な労働条件を改善することなく、売上第一優先で、労働者への安全配慮義務も怠り、体調不良を訴える社員にも勤務をさせて来ました。
サービス残業をはじめ通年での36協定を超える労働時間、今年の繁忙期にはドライバー全員が残業100時間超えるなど、心身共に疲弊した状況では安全且つ丁寧な業務は行えないと判断しました。
会社へは、主任、支社長、講師、ブロック長などへ個々に改善等要求して来ましたが、やはり1個人では限界を感じ、全国組織の全労連の傘下に加盟し、神奈川労連の支援も受けて組合を発足しました。
繁忙期中過重労働を強いられている状況で、体調を崩しているにも関わらず会社売り上げ目標達成という理由により勤務をさせられた社員も複数発生。
〇1名(宮前支社)は咽頭炎で食事も出来ない状況でも休むことは出来ず、本人が支社の許可を得て勤務中に大学病院で受診。運転業務もあり通常であれば休ませなければならない状況でした。
その社員は、重症化し緊急入院し咽頭切開を繰り返した後に、再び入院し手術も数回行われています。
〇1名(宮前支社)は扁桃腺炎の状況で処方薬を服薬しながら勤務し、結果的には休まなければならなくなりましたが、社会保険の傷病手当金の申請は行われませんでした。
〇1名(宮前支社)は作業中6階エレベーター無しで、新尺車両ピストン現場において階段から転倒し足を強打。
支社へ連絡するも、応援等は出せないとの事で約1時間休息。その間2名で6階の作業を行っていました。
〇1名(宮前支社)は、繁忙期中の長時間過重労働により睡眠障害を起こし受診。
〇1名(町田支社)はアルバイトが作業中に足元が荷物で目視出来ず、側溝に落ち負傷。町田支社から内勤社員が現場に行き、負傷者を整形外科へ直接連れて行ったところ、左足首剥離骨折と診断。
当然業務上の労働災害であり、本人も労災になると認識していましたが、支社長から「労災にすると社員の賞与が下がるから労災には出来ない」と言われ、休業補償はおろか治療費の支給も行われませんでした。
これは明らかに労災隠しであり犯罪行為です。
配車作成時から、36協定書を無視した残業ありきの状況では、時間に煽られ労働災害、ドライバーであれば重大事故を起こしかねないことから、事故が起きてしまう前に私たちが団結し、より良い労働環境と労働者の安定した雇用に向け活動して行きたいと思います
アルバイトは、面接時に残業手当は1分単位で支給と言われているが実際は15分単位であり、中距離早出の際の残業手当も出ると説明を受けていたが、実際は社員を含め7:30からの計算であった。
社員(ドライバー)関しては、配車作成時から休憩を取ることは不可能で業務終了時に、作業中停止していた前後の時間(デジタコ)を足してあたかも休憩を取っていたような書類作成をしなければならない。
多くの社員、アルバイトの給与明細をもとに、計算を行うと未払い残業等があり、今後会社へ説明を求めていきます。
また、車両事故でなくても降車をさせられ、社員助手として勤務し給与自体が下がる、時速90キロ(高速道路)を超えると無事故手当なしなど、罰則、罰金規定、賞与算定規定などの透明化も求めていきます。
K号車、尺ドライバー、社員助手の給与の差、アンケート手当(同じ接客作業)の差などの問題もあります。
歩合給に関しても、売り上げではなく物量算出を要求していきます。
売り上げに関しては、現場ドライバーの責任ではなく会社の営業努力によるものと考えています。
〇残業時間100時間超え
〇残業手当15分単位(労基法では1分単位となっています)
〇サービス残業の強要(始業時間前の着替え、清掃、ラジオ体操等)
〇労働者代表選出は、社員のみで行われているがアルバイト等を含めすべての労働者が民主的方法で選出を行わなければならない
〇36協定違反(変形労働時間制、特別条項の乱用であり通年を通して過重労働の実態)
〇労災隠し(町田支社において作業中左足首を剥離骨折し、支社内勤社員H氏が現場へ行き負傷したアルバイトを整形外科へ送り届けたが、支社は労働災害にはしたくないとの事で、治療費及び休業した期間の補償も受けられていない。
労災にしない理由は、社員の賞与が下がるとの事で重大問題である。
〇社員寮への立ち入り検査、撮影(本人不在でありプライバシーの侵害である)
〇パワーハラスメント行為
〇勤怠の時間操作
〇他
厚生労働省、国土交通省、関東運輸局、労働基準監督署、市議、国会議員へ告発、申し入れを行っています。相談時に組合として会社に対しての攻撃ではなく、サカイの労働者に対して使い捨てではなく、長く勤められる様活動を続けています。その事実として退職を選択せず、嫌がらせも想定して実名で顔も出し活動していますと、担当者様などへ説明しています。会社が自浄努力をする意思が存在していれば、私たちも団体交渉でも労使の信頼関係の構築をし、相互協力で進めて行きたいと発言していますが、残念なことに会社の態度、言動は程遠いものでした。
今後は、監督官庁の協力を得て、新生 サカイ引越センターとして皆様に信頼していただけるよう、労働者も日々精進していきたいと思います。
金沢労働基準監督署は18日、社員の労災事故を労基署に報告せず、発覚後も虚偽説明をしたとして、労働安全衛生法違反の疑いで運送大手「サカイ引越センター」(堺市)と同社金沢支社長(33)を書類送検した。同署によると、支社内で負傷した社員らに口外しないよう命じていた。 送検容疑は2008年6月、同法の規定に違反し、引っ越し作業中に右足靱帯切断のけがを負い4日以上休業した社員の事故を労基署に報告しなかったほか、この事故と、別の作業事故をめぐり、今年2月に労基署の調査を受けた際、「仕事中の事故ではない」と虚偽の説明をした疑い。 「(同社金沢支社が)労災隠しをしている」との情報が金沢労基署に寄せられ発覚した。同署の調査に、支社長は「本社に知られると都合が悪かった」などと話しているという。 サカイ引越センターは「労災に対する支社の認識が不足していた。事故防止に努め、社員の教育を徹底したい」とし、支社長の処分を検討していることを明らかにした。 (3月18日共同通信掲載)